社会

品質マネジメント

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方針

方針(基本的な考え方)

日油グループ経営理念体系の行動規範に沿った「最高の品質とサービスの提供」の実践のため、品質方針を掲げ、健全な品質管理に努めています。

品質方針

日油グループは、社会との調和と、お客様の満足を基本として、品質マネジメントを徹底し、「最高の品質とサービス」を提供します。
 

1.「社会との調和」
法令や規則を遵守し、環境に配慮し、安全・安心なものづくりを行います。
 

2.「顧客満足の実践」
お客様の声を聞き、期待に応える製品と有用な情報を提供します。
 

3.「品質マネジメントの徹底」
継続的な改善と適切な工程管理により、安定した品質を維持するとともに、教育を通じてマネジメントレベルの向上に努めます。
 

4.「品質保証の実行」
お客様との約束を守り、問い合わせや苦情等に真摯に対応します。

体制

日油では、品質管理を統括し、社会の信頼を確保し続けることを目的に、2019年4月に技術本部長(常務執行役員)を委員長とし、ほか9名の委員(事業部門長、関連スタッフ部門長)で構成する品質管理委員会を立ち上げました。また、2023年4月には、技術本部に品質管理室を設置し、品質管理に関する啓発や事業所・工場およびグループ会社が運営する品質マネジメントシステム(QMS※)に対して指導することでグループ全体の品質管理レベルの維持、向上に取り組んでいます。

 

Quality Management System の略。品質に関して組織を指揮し、管理するため、方針およびその目標を定め、その目標を達成するためのシステム。

製品に関わる苦情・事故処理

日油グループ製品の機能や品質に対する消費者の苦情および製品の欠陥に起因した、あるいは、起因したと思われる消費者事故(PL案件)が発生した場合、RC委員長の指示に従い、事業部門対策本部を組織し、対応にあたります。2025年度はPL案件の発生はありませんでした。

製品に関わる苦情・事故処理件数(件)
 

2023年度 2024年度 2025年度
0 0 0

QMS

QMSの構築状況

日油の事業所・工場では、事業に応じて最適なQMSの外部認証を受けています。機能材料・防錆事業では「ISO9001」、化薬事業では「JISQ9100」、機能食品事業では「FSSC22000(食品安全マネジメントシステム)」の認証を取得しており、ライフサイエンス事業では「ICH-Q7(原薬GMPガイドライン)」を運用しています。グループ会社では、15社でISO9001などの外部認証を取得しています。
 

QMSの外部認証取得率

  • 2025年度:100%(17社/17社) [対象範囲:日油グループ]
  • 2025年度:100%(15社/15社) [対象範囲:日油グループ連結]
  • 2025年度:70% (16拠点/23拠点)[対象範囲:日油グループ生産拠点]
     

PL案件発生数

  • 2025年度:0件[対象範囲:日油グループ]
日油大分工場のISO9001の認証書です。

日油
 

事業所・工場 品質マネジメントシステム 認証番号 最新再認証年月
川崎事業所


千鳥工場 ISO 9001 JP026326 Ver.1 2025.06
大師工場 FSSC 22000
(食品安全マネジメントシステム)
JMAQA-FC270 2025.01
DDS工場 ICH-Q7
(原薬GMPガイドライン)
- -
愛知事業所 武豊工場 JISQ 9100 JQA-AS0183 2025.07
衣浦工場 ISO 9001 JP026401 2025.06
尼崎工場

(機能材料事業部) ISO 9001 JP026626 2025.09
(ライフサイエンス事業部) ICH-Q7
(原薬GMPガイドライン)
- -
大分工場
大分工場 ISO 9001 JP023986 2023.09
LS大分工場 ISO 9001 JP026582 2025.08

グループ会社
 

会社 品質マネジメントシステム 認証番号 最新再認証年月
日本工機㈱ ISO 9001 JSAQ2282 2025.09
日本工機㈱ 白河製造所 JIS Q 9100 JQA-AS029 2025.09
日油技研工業㈱ ISO 9001 10747085 2026.03
NOFメタルコーティングス㈱ ISO 9001 JP023061 2022.11
昭和金属工業㈱ ISO 9001 C741254 2026.03
油化産業㈱ 大和工場 ISO 9001 JP024718 2024.04
㈱ジュアンビューティ
尼崎工場
ISO 22716
(化粧品GMP)
JP024379 2024.01
㈱ジュアンビューティ
知多工場
ISO 22716
(化粧品GMP)
JP024609 2024.03
㈱ニチユ・テクノ ISO 9001 JP024473 2024.02
㈱ニッカコーティング ISO 9001 3357 2025.03
常熟日油化工有限公司 ISO 9001 CN20/21619 2024.01
PT.NOF MAS CHEMICAL INDUSTRIES ISO 9001 ID00/18019 2025.04
NOF METAL COATINGS NORTH AMERICA INC. ISO 9001 66561-IS8 2023.07
NOF METAL COATINGS EUROPE S.A. ISO 9001 BR040177 2023.12
NOF METAL COATINGS EUROPE N.V. ISO 9001 N°1994/2984.9 2024.10
NOF METAL COATINGS KOREA CO.,LTD. IATF 16949 RTS0250 2023.11
NOF METAL COATINGS
SOUTH AMERICA IND. E COM.LTDA.
ISO 9001 1994/2984.9 2023.12
恩欧富塗料商貿(上海)有限公司 ISO 9001 016SH22Q33019R3S 2023.09

品質監査の実施状況
 

年度 監査時の重点テーマ
2021年度
  • 製品安全の目標と実績の確認
  • 品質異常件数の経年推移と要因分析、改善施策、改善状況の確認
  • 試験成績書の記載事項の確認
  • 試験記録作成、チェック体制の確認
  • 製品ラベルなどの表示に関する事項の確認
2022年度
  • 製品安全の目標と実績の確認
  • 品質異常件数の経年推移と要因分析、改善施策、改善状況の確認
  • 試験成績書の記載事項の確認
  • 製品カタログなどの点検
2023年度
  • マネジメントレビューの内容点検(品質関連課題の把握・対処状況確認)
  • 品質異常の発生状況と是正処置・予防処置の内容点検
  • 試験成績書の記載に関する証跡確認
  • 品質管理に関する証跡確認
2024年度
  • マネジメントレビューの運用点検(品質方針・品質目標の業務への反映)
  • 品質異常の発生状況と是正処置・予防処置の内容点検
  • 変更管理の運用状況の確認
  • 原料管理の確認
2025年度
  • マネジメントレビューの運用点検(資源情報)
  • 変更管理に関する取り決めの確認
  • 検査原本の管理状況の確認

品質監査件数・監査結果(件)
 

分類 2023年度 2024年度 2025年度
日油工場

監査件数

9 9 9

指摘事項件数

4 13 4

要望事項件数

27 8 20
国内グループ会社

監査件数

7 4 7

指摘事項件数

0 3 2

要望事項件数

13 6 15
海外グループ会社

監査件数

0 4(web) 0

指摘事項件数

- 0 -

要望事項件数

- 7 -

薬事関連製品への対応

日油では、現在、医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律(薬機法)に基づき医薬関連製品を取り扱い、以下に示す各種業許可を取得しています。これら業許可の業務を適切に遂行するために品質管理委員会のもとに薬事管理部会を設置し、医療品の適正な管理運営に取り組んでいます。

薬事関連製品の許可状況

 

分類 事業所
製造販売業
第二種医薬品製造販売業 日油
医薬部外品製造販売業 日油
販売業 医薬品卸売販売業 日油
製造業

医薬品製造業
川崎事業所
愛知事業所 武豊工場
尼崎工場

薬事関連製品の基本方針

日油は、「バイオから宇宙まで、化学の力で新しい価値を創造する企業グループとして、人と社会に貢献します」という経営理念に基づき、法令遵守を徹底したガバナンス体制を基盤として、ステークホルダーの皆さまに対して高い品質、信頼性、安全性を保証する薬事関連事業を展開します。

薬事管理組織体制

医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律(令和元年法律第63号、「改正薬機法」)の趣旨を踏まえ、薬事に関する業務に責任を有する責任役員を薬事管理組織体制に明示します。また、同法の定めに基づき、製造販売業(第二種医薬品製造販売業、医薬部外品製造販売業)においては、総括製造販売責任者、品質保証責任者、安全管理責任者を任命しています。
日油は、審議機関である品質管理委員会(委員長:最高安全品質責任者)の専門部会として、責任役員の下で全社の薬事関連事業を統括する薬事管理部会を設置し、製造業、製造販売業、卸売販売業を統合管理しています。薬事管理部会では、GQP、GVP、GMPの各省令遵守状況の点検を実施するとともに、法令遵守上の課題や問題に関する総括製造販売責任者、製造管理者などによる責任役員への意見申述が適正に行われるよう運営しています。

薬事管理組織の体制図です。責任役員、品質管理委員会、薬事管理部会のラインで製造販売業、医薬品製造業、医薬品卸売販売業を統括しています。

薬事管理組織体制図

教育訓練

日油では、薬事に関わるすべての者が必要な研修を毎年受講しています。
責任役員は薬事関連研修(1回/年)を受講しています。また、薬事関連業務従事者は、GDP・GVP・GMPそれぞれの省令などに基づいた研修を随時受講しています。
研修後は記録を作成・保存し、必要な知識を継続的に習得するよう次年度の研修計画に活用しています。

リスクと機会

手順の厳格化や電子システム導入には初期費用発生、維持管理工数の増大などのリスクが伴いますが、長期視点では企業価値棄損の未然防止や顧客の信頼の獲得、高付加価値製品の拡充などによる企業価値向上の機会が得られます。

品質保証におけるリスクと機会

  • 品質目標:重大クレーム、不適正事案ゼロ
  • 重点課題:日油グループにおける適正な品質管理の徹底
重要リスク リスク概要 機 会 対策
品質偽装
  • 品質検査結果改ざんなどの品質問題発生による社会的信用の失墜・企業価値の毀損
  • 社会的信用の失墜・企業価値棄損の
    未然防止
  • 品質問題を発生させない体制確立に
    よる顧客の信頼の獲得

[品質偽装や品質不良・製品トラブルの防止策]

  • 品質マネジメントシステムの活用による継続的な改善
  • データインテグリティ性の向上
    ①製造記録、品質記録手順の厳格化
    ②LIMS※など電子システム導入
品質異常・
製品トラブル
  • 品質異常・製品トラブルが顧客への納期遅延や顧客製品での品質異常を発生させることによる顧客の信頼の喪失
  • 品質の向上と実績の積み重ねによる
    顧客の信頼獲得
  • 高付加価値製品の拡充などによる
    企業価値向上

     

    試験情報管理システム