社会

地域との対話(社会貢献活動)

対話活動

日油グループでは、企業活動を進めていく上で、地域・社会の皆さまにご理解をいただくために、これまでもさまざまな対話活動を行ってきました。
地域対話や工場見学会などの活動を通じ、地域・社会の皆さまとの交流や対話をさらに深めていく取り組みを進めています。 

兵庫地区RC地域対話(尼崎工場)

RC地域ミニ対話集会(大分事業所)

事業所 実施日 項目 内容
愛知事業所 2024/4/20 モデルロケット製作教室および
打ち上げ大会(大空杯)に協賛
武豊工場研究開発部から3名が出席。
ロケットに関する講演と、表彰式プレゼンターを担当。
2024/7/15 近隣区長の事業所見学会 近隣7区の自治区役員および武豊町防災交通課職員に対して、事業所概要、環境・安全への取り組みを説明し、事業所内の見学を実施。
大分工場 2024/7/22
~2024/7/24

インターンシップ受け入れ

県立鶴崎工業高校 化学工学科 2年生 4名。
2024/7/29
~2024/7/31
インターンシップ受け入れ 県立大分工業高校 工業化学科 2年生 3名。
2025/2/8 第8回大分地区
RC地域ミニ対話集会
日油を含む化学メーカー10社、地域自治会、市議、日化協などから総数112名が参加し、大分地区会員企業のレスポンシブル・ケア活動の取り組みについて質疑応答や意見交換を行った。
2025/3/15 ゆふいん日油の森植栽式 大分県が推進する「企業参画の森林づくり」に賛同し、植樹活動に関する土地所有者、森林組合との協定を締結するとともに、由布市湯布院町の山林約2.8ヘクタールへ200本のクヌギの苗木の植栽を実施。
日油技研工業㈱ 2025/3/28 近隣自治会懇談会 近隣自治会の代表者を招き、会社概要ならびに環境活動の説明と工場見学、懇談会を実施。
昭和金属工業㈱ 2025/2/11 地域住民との交流 近隣および地主計41名を表敬訪問および記念品配付
(第82回創立記念行事)。
日本工機㈱
美唄製造所
2024/6/18 地元就職応援フェア
地元企業合同説明会
地元就職応援フェア地元企業合同説明会に参加。

地域との連携

万一の災害に備える上で、地域の防災組織との連携は不可欠です。日油グループでは、積極的に機会を設け、地域組織との防災訓練の実施などにより、災害対策の強化を図っています。近隣企業との合同防災訓練、緊急時の応援訓練などは、年々より実践的な内容を行っています。地域の消防・警察も参加した大規模な訓練も数多く行われるようになりました。
また、川崎事業所では川崎市と津波避難施設として協定を締結し、事業所総合棟を緊急時に一般市民に開放することとしました。そのほかに、各事業所が所属する団体からの要請で、地域防災訓練にも参加しています。

防犯活動への協力

日本工機㈱では地元・白河警察署「110番の日」イベントに協力し、防犯製品の展示およびネットランチャーのデモを実施しました。

FAMILY DAY

常熟日油化工有限公司では、従業員の家族との絆を深めることを目的に、2018年から「FAMILY DAY」を開催しています。今回は従業員とその家族を合わせて約200名が参加してミカン狩りに行きました。

FAMILY DAY(常熟日油化工有限公司)

地域イベントへの協力

日油技研工業㈱は、より良い地域づくりに向けた話し合いを行う場として実施される川越市の地域会議イベントの「福祉の市」で工場内の腐葉土を提供しました。
日邦工業㈱では、地元の産業祭である「フェスタすその」に出展し、クレー射撃や狩猟用商品を紹介するとともに、お子さま向けにくじ引きを行いました。

地域のお祭りの会場の一画に、ブルーシートを敷いて長テーブルを設置し、その上に無料配布用の自家製腐葉土を入れた袋が山積みにされていて、ジャンパーを着た男性2人が配布の準備をしています。

地域ふれあい福祉まつり(日油技研工業㈱)

フェスタすその(日邦工業㈱)

社会貢献活動

森林整備活動

福島県では、「福島県森林整備活動による二酸化炭素吸収量認証制度」を設けており、県内の企業・団体などが実施した植栽、下刈り、間伐などの森林整備の効果を二酸化炭素吸収量の数値で認証しています。この認証は、企業・団体などによる森林整備活動への参画を促進し、地球温暖化防止など森林の持つ多面的機能の持続的発揮と山村地域の活性化に資することを目的としています。
日本工機㈱の白河製造所は福島県西白河郡西郷村に所在し、約149ヘクタールの森林を所有しています。その森林整備活動により、2012年から2013年までの期間において282トンの二酸化炭素の吸収量が認証されました。
森林整備活動による二酸化炭素吸収量の認証は、地球温暖化防止に貢献するだけでなく、森林の健全な生育を促進し、生物多様性の保全にも寄与します。また、森林整備活動には地域の雇用創出や地域経済の活性化といった効果もあります。

整備前の林で、木が密集して生えていて、林の中は鬱蒼として暗く見えます。

森林整備施工前

整備後の林で、地面間際の低木やツタ類が払われて、日光が通って明るくなっています。

森林整備施行後

ポスターが沢山貼られた壁を背に、表彰状を挟んで2人のスーツ姿の男性が立って記念撮影しています。

県南農林事務所長と製造所長の記念写真

額縁に入った認定証です。

福島県より頂いた二酸化炭素吸収森林の認証書

清掃ボランティア活動

日油グループは、工場所在地の近隣地域の清掃ボランティア活動に積極的に取り組んでいます。地域の美化や環境保護に対する責任感を持ち、従業員が一丸となってごみ拾いや清掃活動に参加しています。

作業着を着た10数名の工場従業員が青いゴミ袋を持って、幹線道路脇の歩道の清掃作業をしています。

尼宝線清掃活動(尼崎工場)

河川美化活動(油化産業㈱)

障がい者支援

日油は社会的な責任を果たす活動の一環として、障がい者支援に力を入れています。2023年度からパラアスリートおよびパラリンアーティストの活躍を支えています。

パラスポーツ

日油はトップパートナーとして日本パラ射撃連盟を支援しています。競技の普及、次世代の人材発掘・育成をサポートするとともに、パラ射撃への支援を通じて、パラスポーツの多様性と包括性を促進し、社会に貢献していくことをお約束します。

JPSSFの文字と青と赤とグレーの三角が散りばめられたロゴマークです。

日本パラ射撃連盟・パラリンアート・日油の三者協議の上、パラリンアートアーティストの桃太郎さんに「パラ射撃選手の身体からほとばしる情熱」を表現したオリジナルアート作品を作成いただきました。本作品を全日本大会の告知ポスターや入賞景品のタオルハンカチ・参加賞のクリアファイルにも活用しました。これらの活動は両団体の相互理解につながり、また、同大会を大いに盛り上げました。

猟用・射撃用の装弾、猟銃を販売している日邦工業㈱と日油が共同で日本パラ射撃連盟へ射撃用弾を寄贈しました。射撃競技に興味を持つ、競技初心者の障がい者の皆さんに使用いただくことによって、社会参加と自立を促進し、さらに競技の普及や競技人口の増加につなげていただくことを目的としています。

パラリンアート

日油はパラリンアートアーティスト作品を統合報告書や社内報の表紙などに活用しています。この取り組みによって、パラリンアートアーティストの社会参加と自立を促進します。双方向のコミュニケーションを深めることで、芸術と文化の領域で新たな可能性を探求し、より豊かな未来を築くことを目指します。

左上半分に絵筆で描いたような曲線3本と縦棒3本と点2個が8色で描かれ、その直ぐ下にアルファベットでパラリンアートと表記されていて、右半分には金色の背景に白い文字でゴールドパートナーと英語表記されています。下側には、障がい者アートを応援しますとかかれています。

表紙絵について

統合報告書・サステナビリティ報告書の表紙絵は、一般社団法人障がい者自立推進機構に登録の青田 さやかさんの作品です。

統合報告書2025
『幸福の青い鳥』青田 さやか

サステナビリティ報告書2025
『発見!』青田 さやか

「緑の募金」に寄付

日油は、CSR活動の一環として、「緑の募金」の事業体である公益社団法人国土緑化推進機構への寄付による支援を行っています。同機構は、植林などによる自然環境保護の分野において、わが国の中心的役割を担っていて、日油は、その事業計画に賛同し、2015年度以降継続的に支援を行っています。

スーツの男性が2人で額に入った感謝状を持って記念撮影をしています。

2022年度の感謝状贈呈式

感謝状です。文面は、貴社は緑の基金の趣旨に賛同され多額の浄財を寄贈し、国内外の森林・みどりづくりの推進に貢献するところ大なるものがありました、よってここに感謝状を送り謝意を表します。

「こどもの未来応援基金」に寄付

日油は、CSR活動の一環として、こども家庭庁等の「こどもの未来応援基金」への寄付による支援を継続的に行っています。本基金は、企業や個人から広く寄付を募る活動で、集まった寄付金は、公募・審査・選定した学習支援を行う団体、こども食堂、児童養護施設など、全国の支援団体にお役立ていただいています。
日油グループは、2023年度に引き続き、2024年度も支援を行ったことにより感謝状が贈呈されました。今後も、子どもたちへの支援充実のために引き続き協力していきます。

2024年度の感謝状贈呈式

感謝状です。文面は、貴社はこどもの未来応援基金に対し多額の浄財を寄贈されこどもの未来応援国民運動の推進に多大な貢献をされました、ここに感謝の意を表します。

企業版ふるさと納税制度を活用した支援

愛知事業所が所在する愛知県武豊町では、まち・ひと・しごと創生推進計画を実現するため企業版ふるさと納税を活用した支援募集を行っています。武豊町が2024年度に寄付を募集した事業は、「結婚・出産・子育て・教育まるっと応援サポート事業」で、結婚新生活支援補助や、妊産婦タクシー助成、児童クラブ施設整備、子ども医療費助成などに取り組んでいます。日油は、武豊町からの支援要請に賛同し、企業版ふるさと納税を実施しました。

地域の子どもたちへの支援 PT.NOF MAS CHEMICAL INDUSTRIES(NMC)

NMCでは、2025年3月21日に、CSR活動の一環として「NMC Peduli dan Berbagi」というイベントを開催しました。この活動では、インドネシア西ジャワ州に拠点を置く慈善団体を通じて、地域の両親のいない子どもたちに、現金や断食明けの食事用の食料、お菓子などを寄付しました。式典は、NMC敷地内のモスクで行われ、祈りを捧げた後、社長自らが子どもたち一人ひとりに寄付品を手渡しました。その後、記念撮影が行われ、孤児たちと断食明けの食事をともに楽しみました。この活動は、地域社会や住民からも温かく受け入れられ、多くの感謝の声が寄せられました。NMCは、この意義深い取り組みを今後も継続し、地域の子どもたちの未来を応援する活動を広げていきます。

各種寄付

義援金

  • 日本赤十字社「台湾東部沖地震」(3,000千円)
  • 日本赤十字社「能登半島大雨災害」(5,000千円)
     

地球環境保護を目的とした寄付

  • 公益財団法人世界自然保護基金(WWF)ジャパン(1,000千円)
  • 公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」(1,000千円)
  • 公益信託経団連自然保護基金(1,000千円)
  • 公益財団法人日本ナショナルトラスト(100千円)
     

次世代育成を目的とした寄付

  • 一般社団法人日本化学工業協会 「化学人材育成プログラム」(2,500千円)
  • 独立行政法人福祉医療機構「こどもの未来応援基金」(1,000千円)
  • 公益財団法人経団連国際教育交流財団「経団連グローバル人材育成スカラーシップ事業」(1,000千円)
  • 公益社団法人ハタチ基金(100千円)
  • 特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(100千円)
     

その他の寄付

  • 障がいをかかえる子ども支援「花の写真凧」(200千円)
  • 公益財団法人スペシャルオリンピックス日本・東京(300千円)
  • 特定非営利活動法人日本パラ射撃連盟 報奨金(1,100千円)
  • 愛知県武豊町「結婚・出産・子育て・教育まるっと応援サポート事業」(1,000千円)
  • 特定非営利活動法人日本モデルロケット協会「ロケット甲子園決勝大会」(300千円)

社外からの評価

  • 東洋経済新報社「第19回CSR企業ランキング」244位
  • MSCI日本株女性活躍指数(WIN)構成銘柄
     

社会貢献活動関連費用

  • 2024年度:77百万円(法人税法上の寄付金35百万円)

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