マテリアリティ
マテリアリティの特定プロセス
マテリアリティ特定プロセス
2020年に、日油グループは「NOF VISION 2025」(2019年策定の中期経営計画)のありたい姿を実現するために、優先的に取り組むべきESGの重要課題を次のプロセスで選定しました。
STEP1 社会課題の把握
従来のプロセスで検討したテーマに、新たな社会課題・注目度の高い課題を加え、候補テーマをリストアップしました。各種ガイドラインを参考に、マテリアリティ要素として分類・集約しました。
【参考資料】
● ISO26000
● GRIスタンダード
● SASB CHEMICALS
● SDGs
● 同業他社のマテリアリティ
● 社内ワークショップ
STEP2 優先度の設定
マテリアリティ要素について、「社会への影響度」と「自社への影響度」の2軸で、取り組むべき優先度を評価しました。これには以下の項目を考慮しました。
(1)ESG評価機関による日油の評価結果
(2)株主さまからいただいたESGに関するご意見
(3)日油グループが過去に推進してきた課題の視点
CSR活動の推進を担う各部門の意見を取りまとめた上で、役付執行役員で構成する政策会議、ならびに社長を委員長とするCSR委員会に社外取締役も参加して協議を行い、マテリアリティを選定しました。また、マテリアリティの主管部門・担当部門は、KPI・目標値を立案しました。
STEP3 承認
マテリアリティを取締役会で承認しました。また、各項目のKPI・目標値は、取締役会の意見を踏まえて適宜修正しました。これに基づき、各部門はそれぞれの活動を実行しています。
STEP4 レビュー
マテリアリティの各項目は、CSR委員会において年1回以上、主管部門からKPIの実績を報告し、進捗状況を確認しています。また、ISSB、SSBJなどの外部要求事項に対応して、適時見直しを行う位置付けとしています。直近では、2022年に新中期経営計画「NOF VISION 2030」を策定した際、マテリアリティの見直しを実施しました。