社会

安全教育・訓練

日油グループのRC教育訓練

日油グループの全従業員がRCに関して理解を深めるために教育に力を入れています。2024年度は、のべ46,420人が参加し、のべ35,791時間のRC関連の教育訓練を実施しました。

作業服を着た従業員10名ほどがコの字型に向かい合って座り、研修を受けています。

有機過酸化物の取り扱いに関する教育

(PT.NOF MAS CHEMICAL INDUSTRIES)

作業服を着た1人の男性従業員が登壇し、発表しています。

全員参加活動発表会
(大分事業所)

RC教育訓練(2024年度)[対象範囲:日油グループ]
 

分野 のべ参加人数(人) のべ時間(時間)
RC全般 4,622 2,858
労働安全 32,825 26,226
環境安全 3,276 953
製品安全 4,595 2,249
設備安全 576 390
物流安全 526 3,115
総計 46,420 35,791

体験・体感型安全教育

日油グループは、労働災害防止のための教育手段として、疑似的に危険性を経験として学ぶ体験・体感型安全教育を導入し、従業員の危険に対する感受性や安全意識の向上を図っています。外部教育を主に行ってきましたが、社内にも体感教育を導入し、より現場に即した教育にも取り組んでいます。

配管を固定した形の危険体感訓練装置に向かって、ヘルメットを被った1人の作業員が、防護具を付けて配管に繋がったホースを外そうとしています。

危険体感教育(尼崎工場)

ロール型の危険体感装置に向かって、体験者の作業員が手に持った軍手がローラーに巻き取られてしまうのを体験しています。その回りで数名の人が様子を見学しています。

安全実技体験研修(大分工場)

作業服の女性従業員がAEDを使った心配蘇生を人形に対して行い、練習しています。

赤十字救急法講習(大分事業所)

個人の「安全実行宣言」活動

国内グループ
2011年度に発生した労働災害の要因分析結果から、危険感覚の欠如、不注意などの人的要因による労働災害を撲滅するためには、安全意識の底上げが必要と判断しました。2012年度より、各人が労働安全に関する行動目標を自ら設定し活動する「安全実行宣言活動」を継続実施しています。場内の協力会社を含め全員の安全実行宣言を掲示板で公開するなど、各工場ごとに工夫して取り組んでいます。

BCP訓練・教育

日油では、事業継続計画(BCP)の実効性向上を目指し、地震、火災、感染症などの災害時対応に関する基本教育を継続的に実施しています。具体的には、「地震防災マニュアル」「感染症対策マニュアル」などに基づく行動基準の周知、安否確認システムを利用した緊急連絡訓練、漏洩防止訓練や初期消火訓練などを実施しています。2024年度は、海外拠点でのサイバー攻撃や駐在員の安全確保などの複合的なリスクを想定した全社合同BCP訓練を実施しました。この訓練を通じて、非常事態対策本部と各拠点の情報共有体制を強化し、BCP計画の有効性を確認しました。
今後もBCP教育と訓練を通じて、全社的な対応力を向上させていきます。

スーツを着た複数の男性が座っている目の前に、プロジェクターが設置され、本部会議と映し出されています。

全社合同BCP訓練

20名ほどのスーツの職員がコの字型に向かい合って座っており、前方のプロジェクターに投影しながら話し合いが行われています。

防災訓練

日油グループでは、有機過酸化物をはじめとする危険物、火薬類を製造し、災害発生時に社内外への被害を最小限にとどめることを最重要事項と考え、積極的に防災訓練に取り組んでいます。特に地域組織との合同防災訓練を定期的に実施することで、地域と一丸になった災害対策の強化を図っています。また、地元自衛消防隊消火操法大会などにも積極的に参加することで、消火技術の向上を図り、地域へ安全意識の高さをアピールしています。

ヘルメットと安全ベストを着用した消防隊員がホワイトボードに書き込みをしています。後方には緑色のヘルメットを被った従業員が複数整列しています。

総合防災訓練(川崎事業所)

黄色いヘルメットに青い防護服と酸素マスクを着用した2人の男性が、人を担架に乗せて運んでいる様子です。

高圧ガス防災訓練(尼崎工場)

芝生で、黄色いヘルメットに青い防護服を着た男性が消化器で火を消しています。横には消防服を着た男性がついています。

初期消火訓練(大分事業所)

コンビナートの中に消防車が2台停まっています。そのうちの1台からは白いクレーンが伸びています。周囲には消防服を着た複数人がその様子を見ています。

コンビナート総合防災訓練(大分事業所)

青い作業服を着た男性が2人でホースを持ちながら放水しています。後方には同じ格好をした男性と、黒い消防服を着た人が数名その様子を見ています。

合同防災訓練(日油技研工業㈱)

青いヘルメットに白い作業着を着た女性が、消化器を持って燃えている対象物に近づいています。少し離れた後方から作業服を着た複数の人がその様子を見ています。

防火安全協会消火技術大会(油化産業㈱)

黄色いヘルメットに黒の消防服を着た人が2人でホースを持ち、建物に向かって放水しています。

防災訓練(常熟日油化工有限公司)

男性が燃えている円柱型の対象物に向かって消化器で消火しています。後方には青いポロシャツの男性が複数人整列してその様子を見ており、それぞれの足元に消火器が用意されています。

消火訓練(PT.NOF MAS CHEMICAL INDUSTRIES)

安全活動に関する表彰

日油グループでは、日頃の安全活動や危険物などの使用施設での無災害継続などが認められ、各種表彰を受けています。
尼崎工場、川崎事業所、油化産業㈱では、危険物に関する取り組みが評価され表彰を受けています。㈱ジャペックスでは火薬保安に関する功績が評価され、表彰されています。
日油技研工業㈱では消防操法大会で優秀な成績を収め表彰されています。
日本工機㈱では安全運転への取り組み、NOFメタルコーティングス㈱、ニチユ物流㈱では健康や安全衛生に関する取り組みが評価され表彰されています。
これらの受賞を励みに、引き続き、安全活動や事故防止に努め、より一層安全管理の推進に取り組んでいきます。

安全活動への表彰実績
 

事業所 受賞日 名称
尼崎工場 2024/6/12 一般社団法人日本ボイラ協会兵庫支部 優良ボイラー技士表彰受賞
2024/6/13 一般社団法人兵庫県高圧ガス保安協会 優良高圧ガス保安責任者表彰受賞
2024/11/15 一般社団法人日本ボイラ協会 優良ボイラー溶接士会長表彰受賞
川崎事業所 2025/1/9 臨港工場消防協議会 永年勤続優良危険物保安監督者表彰受賞
日本工機㈱ 2025/2/21 北海道安全運転管理者協会 表彰受賞(死亡・傷害事故ゼロ達成の功績)
日油技研工業㈱ 2024/5/23 埼玉県火薬類保安協会 永年勤続優良従業者賞
2024/10/16 川越地区消防組合 自衛消防隊消防操法競技大会(屋外消火栓の部 優勝)
油化産業㈱ 2024/5/9 関東甲信越地区危険物安全協会連合会 会長表彰受賞
NOFメタルコーティングス㈱ 2025/3/10 健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)認定
㈱ジャペックス 2024/5/30 一般社団法人東京都火薬類保安協会 感謝状受領
(協会理事および登録講師の長期歴任への功績)
ニチユ物流㈱ 2024/7/3 大分労働局 安全衛生優良事業場等表彰奨励賞受賞
スーツを着た3人の男性がそれぞれ表彰状を持って金屏風の前に立っています。

関東甲信越地区危険物安全協会連合会会長表彰
「諸設備の充実と安全管理功労」(油化産業㈱)

スーツを着て胸章リボンをつけた、19名の集合写真です。

大分労働局安全衛生表彰(ニチユ物流㈱)

表彰状です。文面は、貴事業場は労使協力して労働安全衛生活動を活発に推進し安全衛生水準が優秀で改善のための取組みが他の模範であると認められます よってここに表彰します。

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