EMS(環境マネジメントシステム)の構築状況

　日油グループでは、環境安全活動の透明性や客観性を高めるための一つの手段として外部認証の取得を進めています。

EMS※1（環境マネジメントシステム）の構築状況
　日油では、製造部門を有するすべての事業所・工場で「ISO14001」の認証を取得し、それぞれの事業内容や地域特性を考慮して環境改善活動に組織的に取り組んでいます。連結子会社では、6 社で「ISO14001」の認証を取得しています。また、ニチユ物流㈱は交通エコロジー・モビリティ財団が推進する「グリーン経営」を導入しています。
　
ISO14000認証取得率（生産数量ベース※2）
　2023年度 環境認定　：　国内グループ 94％、日油グループ 91％
　2024年度 環境認定　：　国内グループ 93％、日油グループ 90％

※1 Environmental Management Systemの略:環境方針を作成し、実施し、見直しかつ維持するための組織の体制、計画活動、
　　責任、慣行、手順、プロセスおよび経営資源を含んだ管理システム。
※2 生産数量ベース：生産部門を有する事業所・工場、関係会社（単体4箇所、国内関係会社9社、海外関係会社6社）の総生産量
　　を基準とする。

内部監査（RC監査）の状況
　RC活動においては、内部監査によって活動の有効性を高めることが重要です。
　自主的な点検活動を強化してRC活動を推進するため、日油の事業所・工場については1998年度から、製造部門を有する国内外子会社については2005年度から「RC監査」を実施してきました。
　2023年度は、コロナ禍前同様に海外も含めた日油グループ全体を計画的に実施しています。
　監査では日油グループで毎年設定しているRC活動目標に対する進捗を確認するとともに、毎回共通の重点テーマを設定し、深掘りすることで各事業所の5つの安全活動のレベルアップに取り組んでいます。
　なお、要改善事案は対応状況をフォローアップし、処置の完了を確認しています。
　直近5年間の重点監査項目は下表のとおりです。