ヒトは、脳の中にある脳下垂体からホルモンを分泌することで、体の様々な機能をコントロールしています。「成長ホルモン」もその内の一つです。
成長ホルモンは、代謝を調節して体を健康な状態に保つ「代謝調節作用」を持っています。この働きによって、体の様々な機能が保たれ、私たちの活動は成り立っているのです。
年を重ねると、成長ホルモンの分泌量はどんどん減少してしまいます。
成長ホルモンの分泌量が減ると、肌のハリや髪のつやの減少などの「老い」につながってしまいます。
つまり、若さを維持するためには、この成長ホルモンが重要なのです。
成長ホルモンの代表的な働きの一つに、脂肪燃焼促進作用があります。
ヒトは、消費し切れない余分なエネルギーを、脂肪細胞に中性脂肪として蓄えています。
成長ホルモンには、脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪を「遊離脂肪酸」へと分解する働きがあります。運動を行うと、遊離脂肪酸は全身の筋肉にて分解され、エネルギー源として利用されます。
つまり、成長ホルモンは美容に関する効果だけでなく、脂肪燃焼を促進する働きも持っているのです。