TOPメッセージ

新型コロナウイルス感染症は概ね沈静化し、世界的な規模での社会・経済の大きな転換期を迎えています。コロナ禍によって引き起こされた大きな変化は、人々の生活に深い影響を与えました。このような環境下で当社グループは、新たな価値観の構築と技術の進歩に基づいて、未来へ向けた戦略的な方針として「NOF VISION 2030」を策定し、その中で「収益拡大ステージ」と位置付けました「2025中期経営計画」を本年度よりスタートいたしました。新中期経営計画初年度の当上半期は、機能化学品セグメントでは厳しい事業環境となりましたが、医薬・医療・健康セグメントが堅調に推移し、年間計画に対し、順調に進捗することができました。なお、中間配当金につきましては、1株当たり56円(前期中間配当金に比べ6円増配)、自己株式取得につきましては、30億円とさせていただきました。

また、今年度の連結業績予想につきましても、足元での事業環境・需要予測をもとに、本年5月の公表値について、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益を上方修正いたしました。

当社グループは、革新的なアプローチと積極的な変革を通じて、グローバルカンパニーとしての飛躍を目指します。技術の進歩によってもたらされる可能性を最大限に活用し、市場の変化に迅速に対応しながら、新たなニーズに応える商品やサービスを提供してまいります。価値観の変化をとらえながら、社会の要求に応えるために、持続可能性と社会的責任を重視したビジネス活動を推進いたします。

いま、気候変動をはじめとする地球環境問題や人権問題など、さまざまな社会的課題への関心が急速に集まっています。当社グループは、社会の変化と真摯に向き合い、化学の力で新たな価値を創造し、すべてのステークホルダーの皆さまの信頼にお応えし続けることで、安心で豊かな社会の実現に向けて挑戦してまいりたいと存じます。

株主の皆さまにおかれましては、何卒倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年11月

代表取締役社長 沢村 孝司

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