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ライフサイエンス事業

製品情報


メディカルデバイス分野製品


メディカルデバイス用材料


製品一覧

製品名 溶解性 特長 プラスチック ガラス SUS
PE PS PP PET
LIPIDURE®-CM5206 疎水性 高耐久性
高汎用性
エタノールに溶解して、使用することができます。
米国FDAのデバイスマスターファイル(DMF)に登録済みです。各種安全性試験結果は表1をご参照ください。
LIPIDURE®-PC 水溶性 メディカルデバイス向けMPCモノマー
高い生体適合性を有するポリマーを得られます。
LIPIDURE®-NH01 水溶性 アミノ基を有する反応性ポリマー
基材表面の官能基(カルボキシル基など)と反応させることができます。

表1 安全性試験結果

試験項目 結果
細胞毒性試験(ISO10993-5) 陰性
感作性試験(ISO10993-10) 陰性
急性全身毒性試験(ISO10993-11) 陰性
溶血毒性試験(ISO10993-4) 無溶血性
内皮反応試験(ISO10993-10) 陰性
細菌を用いた復帰突然変異試験条件(ISO10993-3) 陰性


インデックス



メディカルデバイス用材料の特長


タンパク質吸着抑制
LIPIDURE®をコーティングすることにより、基材表面へのタンパク質の吸着を抑制できます。


タンパク質吸着抑制

<試験方法>
LIPIDURE®-CM5206をポリスチレン製96ウェルプレートにコーティングし、HRP-IgG溶液(PBSで25000倍希釈)を各wellに分注しました。 25℃で1時間インキュベートした後に、0.05% Tween20を添加したPBSで各wellを4回洗浄しました。テトラメチルベンジジン(TMBZ)溶液(HRPの基質溶液)を各wellに添加し、25℃で10分間インキュベートしました。反応停止後、450 nmの吸光度を測定することにより吸着したHRP量を比較しました。

細胞接着抑制
LIPIDURE®をコーティングすることにより、基材表面への株化細胞の接着を抑制できます。


細胞接着抑制

<試験方法>
LIPIDURE®-CM5206をポリスチレン製384ウェルプレートにコーティングし、NIH3T3細胞の懸濁液(10%CS含有、DMEM培地)を各ウェルに分注しました(1×104 cells/well)。18時間CO2インキュベーター内で培養をおこなった後に、培地を除去し、ヘマトキシリン溶液50μLを添加し、10分間インキュベートすることにより細胞の核を染色しました。精製水で洗浄後、風乾し、顕微鏡を用いて観察を行ないました。

浮遊培養とスフェロイド(細胞凝集塊)の形成
LIPIDURE®をコーティングすることにより、培養容器表面への細胞接着が抑制され、浮遊培養をおこなうことができます。また、スフェロイド(細胞凝集塊)の形成、ES細胞やiPS細胞の胚様体形成も可能となります。


浮遊培養とスフェロイド(細胞凝集塊)の形成

<試験方法>
LIPIDURE®-CM5206をポリスチレン製96ウェルプレート(丸底)にコーティングし、HeLaやHepG2、ヒト間葉系幹細胞を播種し、48〜72時間CO2インキュベーター内で培養をおこない、位相差顕微鏡を用いて観察しました。

マクロファージの付着抑制
LIPIDURE®をコーティングすることにより、基材表面へのマクロファージの付着を抑制できます。


マクロファージの付着抑制
a)〜c):未処理
d)〜f):LIPIDURE®処理

<試験方法>
チオグリコレート培地をマウス腹腔内に注射してマクロファージを誘導し、4日目に腹腔から採取したマクロファージを6.25×105cells/mLとなるように調製し、24wellプレートに500µL/well分注しました。そこにサンプル(ガラス、ポリエステル、ポリスチレン)を加え、1時間接触させました。サンプルを緩衝液でリンスし、2.5wt%グルタルアルデヒド溶液で固定化し、得られたサンプルを金蒸着したものを、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて観察しました。

滑り性の高い表面の形成
LIPIDURE®は水との高い親和性を有しています。基材表面にコーティングすることにより、摩擦係数の低下が可能となります。


滑り性の高い表面の形成

<試験方法>
エタノールにLIPIDURE®-CM5206を溶解し、そこにPETとPE板を10秒浸漬させ、50°Cの乾燥機で3時間以上乾燥させました。表面物性測定機を用いて、生理食塩水中での摩擦係数を測定しました。

引用文献
K. Ishihara, T. Ueda, N. Nakabayashi et al., Polym. J. Res. 22, 355-360, (1990).
K. Ishihara, N. Nakabayashi et al., J. Biomed. Mater. Res. 24, 1069-1077(1990)
K. Ishihara, N. Nakabayashi et al., J. Biomed. Mater. Res. 28, 1347-1355(1994)
K. Ishihara, N. Nakabayashi et al., J. Biomed. Mater. Res. 39, 323-330(1998)
K. Ishihara, N. Nakabayashi et al., J. Biomed. Mater. Res. 64, 411-416(2003)

コーティング方法
LIPIDURE®を基材表面にコーティングする方法を示します。


1. 浸漬(ディップ)法
ポリマー溶液に目的の基材を浸漬し、3〜5分後に引き上げ、乾燥させます。
0.5wt%のLIPIDURE®-CM5206エタノール溶液を用いる場合は、1回のコーティングで約100nmの膜厚となります。コーティング回数を増やすことにより、膜厚が増大します。また、高濃度のLIPIDURE®-CM5206溶液を用いてコーティングすることでも膜厚を増大させることができます(下図参照)。


コーティング方法:浸漬(ディップ)法

2. キャスト法
基材に目的とする量のポリマー溶液を滴下し、その状態で乾燥させてください。ゆっくり乾燥させることにより、膜厚のばらつきが小さい表面になる傾向があります。


コーティング方法:キャスト法

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