製品情報

商品の応用例

注射剤用途

 当社のポリソルベート80は、低アレルギー性、低細胞毒性、低溶血性、低毒性を有することが特徴です。注射製剤など、直接体内に投与される製剤で、難溶性薬剤の可溶化、あるいは蛋白製剤の安定化に最適なポリソルベート80で、安全性が高いためポリソルベート80がより高濃度の製剤設計が可能となります。

ワクチン用途

 ワクチン製剤は、皮下あるいは皮内投与経路で多く用いられ、その有効性は、抗原(免疫原成分)の有効性に大きく影響されますので、多量の抗原を投与することで有効性・持続性が高くなると考えることができます。
 当社のポリソルベート80は、優れた安定性を有し劣化生成物(過酸化物)が著しく少ないことから、蛋白性抗原が含有するリジンに対して反応性を有するアルデヒド含量も非常に低いレベルです。このため、抗原性に重要なリジン基周辺への意図しない反応が起きることもなく、抗原性の低下を招くことが無い最適なポリソルベート80と考えます。
 また、先に示しましたように、低アレルギー性、低細胞毒性、低溶血性、低毒性を有するため、抗原ともどのより多量の投与が可能であり、有効なワクチン製剤にお役立ていただけるものと確信します。

乳化・可溶化製剤用途

 ポリソルベート80は乳化剤、可溶化剤、安定剤などとして幅広く用いられています。当社のポリソルベート80は、従来のものに比べ、色相に優れ、臭気が少なく、更に、最も大きな特徴である世界最高水準のオレイン酸純度(99%以上)の品質を有しています。 そのため、高濃度の使用が可能であり、製剤設計の自由度が高く、更に、脂肪酸残基の純度が高いことから、乳化系の安定性が非常に高いという特徴を有します。
 乳化・可溶化製剤開発において、分離、凝集、融合、合一あるいはクリーミングのより少ない処方設計に幅広くご利用いただけるものと確信します。

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