Person 09
Career Path
2019.4
入社 川崎事業所 技術部
01
入社理由
入社理由
大学院1年生の時に、1学年上の方たちを対象にしたOBによる会社説明会に参加し日油のことを初めて知りました。「幅広く事業を行っていて、面白そうな会社だ」と思ったことを覚えています。説明してくれたOBの方からも、生き生きと働く雰囲気が伝わり好印象を持ちました。
翌年、自分の就職活動が始まり、企業説明会やインターンシップなどでさまざまな企業を知りましたが、前年にOBから話を聞いた日油のことが強く印象に残っていて、「あの会社に行きたい」と思うようになっていました。そんな折、大学のキャリアセンターで就職説明会があり、日油の人事担当者がいらしていたので、さらに詳しい話を伺うことができました。その後、尼崎工場に見学に行くと、こちらでも応対してくれた社員の方々がとても親切で、話がはずみました。「やはり、この会社で働きたい」と改めて強く思えたのが、最後は決め手になりました。
02
仕事内容
仕事内容
川崎事業所技術部の主な業務は、工場と研究所の新規設備の導入検討、既存設備の保全、事業所内のユーティリティの管理です。その中で私は、DDS工場、ライフサイエンス研究所、研究本部の新規事業開発室を担当しています。
日々の仕事は、故障した機器の修理と、製造現場から寄せられる設備改良への対応です。設備の改良案件については、各部署の研究員などから集めた要望を盛り込んで装置の基本設計を行い、仕様書を作成します。それをもとに、工事を行う協力会社に見積りを依頼し、詳細設計に取り掛かります。工事中は、現場監理、装置の性能チェック、動作チェックなどを行います。工事が終了したら試運転を行い、要求性能を満たしているか確認するところまでが、自身の任務です。最近手がけた仕事では、MES(製造実行システム)とLIMS(ラボラトリー情報管理システム)を工場に導入し、原料の入荷から製品の出荷まで一連で管理できるようにしました。
03
仕事のやりがい
仕事のやりがい
一昨年、川崎事業所の建屋内にライフサイエンス研究所の実験室、分析室、事務室を増床する計画に主担当として従事しました。部屋の増床にあたり、研究員や品質保証部門の担当者から寄せられた要求や希望事項をもとに、設計を行い、施工会社と打合せを繰り返して、工事に取り組みました。
設計に際しては、利用する方々の安全性、快適性を重視しました。研究所のドアは、安全面と空間の有効利用を考慮して、開き戸ではなく引き戸にし、通路幅や研究員の机の配置も、使い勝手が良いように工夫を凝らしました。
工事当初は、がらんとした何もないコンクリート打ち放しの、ただ広いだけのスペースだったフロアが、1年後には、機器も入り、自分の設計した通りの部屋になっていきました。自分のアイデアが形となり、研究員の方々からも「使い勝手が良いよ」と声を掛けていただき、大きな達成感とやりがいを感じました。
04
失敗談や苦労
失敗談や苦労
技術部は、設備の導入や工事などにあたり、社内のさまざまな部署や施工業者との調整が多く、その調整が上手くいかないときは苦労します。
研究所の新設の際、研究員から「実験室内の流し台の横に、製氷機を設置したい」という要望がありました。要望に応えるため、製氷機の設置場所に上水と排水の配管を敷設する必要があったのですが、私は流し台のことばかり考えていて、製氷機用の配管を設計図に描き込むのを忘れていました。
機器の設置後、研究員から「製氷機用の配管がない」と指摘されて、すっかり忘れていたことに気付き、急いで工事を行いました。全体の工事完了までには何とか間に合いましたが、自分自身だけでなく、依頼者や実際に利用する方にも工事の進捗を確認してもらうことが重要だと、痛感した出来事でした。
05
何を学ぶ必要があるのか
何を学ぶ必要があるのか
仕事には、プラント内設備や空調、電気といった分野まで、幅広い知識が必要になります。学生時代、流体工学の研究室にいたため、プラントの設備や電気についてはあまり詳しくなく、仕事をしていると、日々分からないことが出てきます。その場合は、インターネットで調べたり、先輩に質問したりして、一つ一つ学んでいます。時には、工事会社の方に質問し、教えてもらうこともあります。入社以来、学ぶことは無限にあるように感じています。とりわけ必要なのは、設備に関する知識です。技術部には、化学工学をはじめ様々な専攻出身の方が在籍しています。それぞれ専門が違いますが、学生時代に身につけた知識のみで仕事ができる方はいません。入社後も学ぶ意欲を高く保つことが大切です。
その他にも、職場からの要望をしっかりと理解し、他の部署とも調整を行った上で、施工会社へ的確に依頼をする必要があります。そのため、コミュニケーション能力や調整力は大変重要で、今後も更に磨きをかけたいと考えています。
06
今後の目標、チャレンジ
今後の目標、チャレンジ
入社1年目の社員が言うことのようで気恥ずかしいのですが、私の目標は入社時から変わらず、社内の人から「彼に頼めば大丈夫だ」と言ってもらえるような一人前の技術者になることです。あと2、3年かけて、30歳ぐらいまでには、そうなりたいと思っています。
現在は、川崎事業所内の研究所や小規模なプラントを担当していますが、将来は、もっと大きなプラントの担当になる可能性もあります。仕事内容は今と変わらなくても、設備の保全、補修、新規導入、管理といった規模が巨大になるため、一段と勉強する必要があるはずです。また、数多くの経験をすることが成長に繋がると思うので、いずれは、愛知事業所や尼崎工場などの工場設備にも携わりたいです。そして、その経験を生かして、ゆくゆくは新プラントの建設に携わるような大きなプロジェクトにチャレンジしたいと考えています。
Column
やるじゃない日油
技術職の私は、当社の製品自体についてはあまり詳しくないこともあり、製品のことを、研究員や営業員として頑張っている同期の仲間などから聞くと、驚かされることが多々あります。例えば、私でも知っている化粧品や食品といった身近な商品にも当社の素材が入っていると、「こんな物にも使われているのか!」と知ってビックリしたことがあります。社会のさまざまなシーンで人々の生活や活動を支えていて、「やるじゃないか」と感心します。
それ以外にも、社員に優しい方が多く、居心地がよくて、仕事がやりやすいところが好きです。入社する前の就職活動のとき、「優しくて感じの良い方が多い会社だな」と思った印象は、間違っていませんでした。
ある日の私
思い出の一枚
2019年8月、川崎事業所の男性の同期社員全員で熱海旅行に行った際の写真です。昼間は海でビーチサッカーなどをして遊び、夜は旅館で温泉に入りました。この旅行で同期の仲がさらに深まったと思います。後列右から2番目が私。
プロフィール
職種INDEX
研究開発職
機能材料事業部 研究開発部 尼崎研究所
2018年入社
研究開発職
機能材料事業部 研究開発部 衣浦研究所
2017年入社
研究開発職
化薬事業部 武豊工場 研究開発部
2021年入社
研究開発職
機能食品事業部 食品研究所
2021年入社
研究開発職
ライフサイエンス事業部 ライフサイエンス研究所
2019年入社
研究開発職
防錆部門 (NOFメタルコーティングス株式会社出向)
2021年入社
研究開発職
研究本部 先端技術研究所
2021年入社
技術職
機能材料事業部 尼崎工場 製造部
2021年入社
技術職
川崎事業所 技術部
2019年入社
技術職
ライフサイエンス事業部 DDS工場 品質保証課
2019年入社
営業職
機能食品事業部 加工油脂第2営業部
2019年入社
スタッフ職
人事・総務部
2017年入社