製品情報
脂肪酸・グリセリン
ステアリン酸
天然の油脂には炭素数6から24までの鎖長の異なる脂肪酸がエステルの形で存在していて飽和脂肪酸ばかりでなく、二重結合を含む不飽和脂肪酸も存在します。
ステアリン酸は炭素数18の飽和脂肪酸です。融点が高く室温では固体であり、油性が大きく各種の工業製品の中間体として用いられているとともに、ゴムへの添加剤のように脂肪酸そのままでの使用法があります。
当社は異なる分野で使用していただけるようステアリン酸 さくら™、ステアリン酸 つばき™、に加えてNAA®-173K、NAA®-180などの品揃えをしています。
オレイン酸
炭素数18の脂肪酸であり、二重結合を1つ有する不飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸のステアリン酸は室温で固体ですが、オレイン酸は長鎖脂肪酸でありながら液体であることが特長です。食品、医薬・化粧品分野での乳化剤の原料として多く用いられています。
不飽和化合物であるために酸化され易い性質を保有していますが、当社では精製技術の活用により、それを改善しました。色相、酸化安定性に優れるエクストラオレインおよび高純度オレイン酸があります。
NAA®シリーズ
炭素数6から炭素数22までの脂肪酸およびそれぞれの純度を高めた各種単体脂肪酸を品揃えしています。炭素数6のNAA®-60、炭素数8のNAA®-82、炭素数10のNAA®-102、炭素数12のNAA®-122、炭素数14のNAA®-142、炭素数16のNAA®-160、炭素数18のNAA®-172、-173k、-174、-175および-180、炭素数22のNAA®-222および222Sがあります。
グリセリン
天然の油脂はグリセリン(3価のアルコール)と脂肪酸とのエステルであり、加水分解することによりグリセリンと脂肪酸とに分かれます。グリセリンは甘味のある天然化合物であるため食品分野に用いられているとともに、化粧品分野では保湿剤として使用されています。
また多種の化学製品の原料として利用され様々な分野で活躍しています。用途分野に応じての各種グリセリンの品揃えがあります。