Member
U.K
ライフサイエンス事業部 LS愛知工場
品質保証課
総合科学技術研究科 農学専攻 修了
2023年入社
三重県出身。農薬メーカー、ジェネリック医薬品メーカーを経て日油に入社。中学では野球部、高校ではバドミントン部、大学ではライフセービング部に所属し、現在も休日はジムで身体を動かしている。好きな映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
K.R
機能材料事業部 衣浦研究所
工学研究科 物質制御工学専攻 修了
2024年入社
愛知県出身。化学メーカーを経て日油に入社。中学ではバレー部、高校では弓道部に所属。休日は2歳の息子と遊び、料理を作って夫と晩酌を楽しむ。趣味はランニングで、名古屋ウィメンズマラソンを完走したことも。好きな映画は『ユージュアル・サスペクツ』。
I.K
化薬事業部 武豊工場 研究開発部
総合科学技術研究科 工学専攻 修了
2024年入社
愛知県出身。食品メーカーを経て日油に入社。中学ではソフトテニス部、高校大学で硬式テニス部に所属し、会社のテニス部でも活動中。休日は映画や漫画を観て過ごすインドア派。好きな映画は『ハリー・ポッター』シリーズ。
現在の仕事
愛知で品質管理や研究開発に携わる
-
司会
本日はお集まりいただきありがとうございます。まずはそれぞれの仕事内容を教えてください。
-
U.K
2025年に竣工したLS愛知工場で、医薬品に使用される高機能素材の品質管理の仕事に携わっています。工場や担当者によって製品の品質が左右されないように、他工場からLS愛知工場に分析法を移管したり、機器取扱手順書や試験手順書を整備したりするなど、品質管理業務の標準化に主に取り組んでいます。また、これまで紙で管理されていた試験情報を電子化すべく、システムの導入や活用も担当しています。
-
K.R
私は衣浦研究所で、電子材料向けの粘接着剤・コーティング剤の研究開発をしています。配合物の組成検討や物性評価などの研究開発業務だけでなく、営業に同行してお客様との打ち合わせをすることも少なくありません。打ち合わせの内容を踏まえ、お客様が要望する性能を満たすための材料探索などを行います。
-
I.K
武豊工場で、小型~中型のロケット用推進薬の開発に従事しています。要求仕様を満たせるよう、推進薬の組成や形状を検討し、各種解析や試験を経て、最適な推進薬を設計・製造することが私の業務です。新規開発品の製造時には、担当者として自ら現場に立ち会い、作業内容の確認や、作業員への指示を出すことも重要な業務です。
入社の決め手
安定した経営基盤の中で、
自己を成長させる仕事に就きたい
-
司会
さて、皆さんは経験者採用で入社されていますが、どういった経緯で日油を選ばれたのでしょうか?
-
I.K
前職は食品メーカーの製造工場で、生産管理や設備保全に関わっていました。製造現場に近い立場で生産能力の効率化に取り組むなど、仕事にはやりがいがありましたが、大量生産ゆえにルーティンワークも多くありました。自ら仮説を立て、試行錯誤して何かを生み出したいという思いが強くなり、改めてものづくりの上流に挑戦しようと研究開発職への転職を決意しました。
-
K.R
食品メーカーの生産管理と比べると、今の仕事は全然違いますよね。
-
I.K
そうですね。化薬事業部は扱う商材が特殊なこともあって、火薬について未経験でも採用される方も多いです。面接でも、コミュニケーション能力や課題解決力が問われたように思います。ロケットなどに使われる火薬という、スケールが大きくかつ専門性が高い分野に関われることは魅力的でしたし、推進薬の組成・形状の検討から製造工程の支援まで、ものづくりの上流から下流まで幅広く携われることも決め手になりました。K.Rさんは、なぜ転職を?
-
K.R
前職では化学メーカーで材料関連の研究開発をしていて、入社6年目に営業に異動し、技術に明るい営業として喜ばれることもありました。転職のきっかけは出産で、育休中に「もう一度研究職で働きたい」と思い直したこと、関東から地元で就業したい気持ちが強くなったことから、転職活動をはじめました。最終的に、夫も一緒に転職してもらうことになりました。
-
U.K
それはすごい。仕事への理解がないとできないことですね。
-
K.R
本当に感謝ですね。日油のことは前職から知っていましたし、仕事内容も近いものを感じていました。前職では新製品の開発や、顧客ニーズのつかみ方に悩むことも多かったです。日油は大学や外部機関との共同研究を積極的に行っており、面接ではマーケティング担当と研究担当が密に連携して開発を進めていると聞き、挑戦を後押しする社風に魅力を感じました。
-
U.K
私は新卒で農薬メーカーに入社し、その後ジェネリック医薬品メーカーに転職しました。2社目では品質管理業務に3年ほど従事していたのですが、より安定した環境でキャリアアップをしたいと思い、転職を考えました。これまでの知識経験を活かしながら、多くの方の健康に寄与できることを仕事の軸としています。日油は安定成長を続ける経営基盤があり、ここなら仕事に打ち込めると思えたことも、大きな決め手でした。
-
I.K
U.Kさんも、地元に戻ることを前提に考えていたのですか?
-
U.K
多少頭にはありましたが、そこまで強いこだわりはありませんでした。実際、入社当時はDDS工場(川崎)に配属となりました。入社の決め手となったのは、日油のライフサイエンス事業部が有するDDS(Drug Delivery System:薬物送達システム)技術が多くのバイオ医薬品に採用されていること。バイオ医薬品の市場は今後も拡大することが予想され、DDSに将来性を感じて日油を選びました。
仕事のやりがい
培った経験を活かし、社会に貢献するやりがい
-
司会
では、仕事のやりがいはいかがですか?どのようなところに感じていますか?
-
U.K
分析法移管は、分析法を他工場から正確に引き継ぎ、再現性良く実施できるようにするプロセスです。分析には一定の熟練を要するため、特にLS愛知工場は立ち上がったばかりで経験年数の浅い社員が多いことから、分析法の教育および品質管理体制の構築には苦労しています。それだけに、他工場からの助けも借りながら無事に分析法移管を完了させ、分析法の一貫性が保証できたときは、大きな達成感を覚えます。
-
K.R
これから伸びていく電子材料分野の製品ということもあり、既存顧客向け開発はスピード感があります。性能や耐久性などの要望が次々と生まれ、サンプル提供や顧客訪問などが急に決まることもあるのですが、裏を返せばそれだけ当社の製品が求められているということ。
新規顧客開拓の面でも、さまざまなお客様と会話をして製品を提案することができます。「新しいものを作っている」という実感があり、日々手応えを感じているところです。 -
I.K
上流から下流まで幅広く携わるため、組成・形状を設計し、結果を推測、試験で確かめ、データの学びを次に活かすサイクルが速いことが成長の実感につながっています。取り扱う商材がロケット用推進薬ということもあり、私たちの仕事が社会や国家の貢献に直結すると思うと、重みとやりがいの双方を強く感じます。
-
司会
ところで現在の仕事に、前職の経験が活きている点はありますか?
-
U.K
やはり品質管理や分析といった前職の業務経験は活きていると思います。たとえば、現在LS愛知工場では分析機器の新規導入を進めており、分析機器の性能比較や、分析法の妥当性確認など、分析に関する知識が活用できています。また、手順書や報告書の作成・管理に携わった経験は、トレーサビリティ(※)の確保や品質管理体制の維持に役立っていると感じます。
※トレーサビリティ :製品の原材料の調達から製造、流通までの各工程を記録し、追跡可能にすること -
K.R
前職で研究と営業という2つの職種を経験したことで、異なる視点で業務を俯瞰できるようになりました。社内外の方々との折衝も、営業の経験が活きていると思います。また、前職の研究でも複数の案件を一人で担当しており、そこで学んだ優先順位の付け方やタスク管理は、現職でも役立っていると感じます。
-
I.K
前職で培った現場の経験は、今も自分の強みになっています。前職では、「現場とのコミュニケーション」こそが重要だと捉え、現場との連携や、分かりやすい指示出しを心がけていました。現在は、試験準備や当日の進行、役割分担、最終確認に至るまで、現場での経験を活かしています。
入社後の学び
日々の業務から積極的に学ぶ姿勢を大切に
-
司会
日油入社後に、新たに学ぶ必要があったことはなんですか?
-
U.K
大学や前職では、主に低分子化合物の分析や評価を経験しました。日油で取り扱うDDS製品は高分子化合物であり、分析方法や結果も低分子化合物とはまったく異なります。これまで触れてこなかった機器や解析手法を学ぶ必要があり、学生時代の教科書を引っ張り出して勉強したり、先輩社員に質問をしたりすることで、積極的に学ぶ姿勢を大事にしています。
-
K.R
私も、取り扱う材料や顧客先での用途が前職とは異なるため、今も日々勉強ですね。また、特許については前職では専門部署に任せきりでしたが、日油では特許明細書を研究員自らが作成します。実際に自分で書いてみることで、特許明細書の書き方や、情報収集の仕方などを改めて学ぶことも多く、研究者として成長を感じています。
-
I.K
大学院では微生物関連の研究に携わり、前職は食品メーカーでしたので、火薬に関する知識はほぼゼロからのスタートでした。まずは火薬の基礎知識を学び、取り扱いに関する安全教育や手順の習熟に努めました。
関連法令や規制の理解にも時間をかけ、火薬類取扱保安責任者の資格も取得しています。実際に製造現場に足を運び、製造過程や試験の様子を目の当たりにすることで、実感を伴いながら知識を身につけています。
入社後のイメージギャップ
人材育成に力をいれ、研修が充実している
-
司会
入社前後で、イメージギャップや前職との違いを感じたことはありますか?
-
I.K
作るものが食品からロケット用推進薬に変わったので、ギャップしかないです(笑)。
-
U.K
確かに(笑)。化薬事業は日油らしいというか、独特ですよね。
-
I.K
入社前は「研究開発職ということは基礎研究が中心なのだろう」と思っていました。でも実際は開発に加え、指示書や手順書の作成、設備の検討、製造現場への指示など上流から下流まで幅広く関わります。前職で身につけた生産管理や設備保全の知見がそのまま活かせるので、このギャップは自分にとって良い意味で誤算でした。
-
K.R
私の場合は、研究開発職でありながらお客様との距離が近いところですね。実際にお客様の要望を聞きながら、サンプル製造などを自分たちで行えるので、スピード感を持って製品化を進められるところに面白さを感じています。
-
U.K
日油に入社して驚いたのは、思っていた以上に人材育成に力を入れているところですね。入社間もないですが、将来を見据えた経営戦略や企業会計などの研修もありますし、経営層のメッセージや日油の価値観を全社員に浸透させる取り組みも行われていて。
-
K.R
確かに研修は多いですよね。しかも単なる座学ではなく、1泊2日など泊まりがけの研修もありますね。
-
U.K
研修のために全国から社員が集まってくるので、横のつながりが生まれるのも嬉しいですね。私は日油が3社目ですが、これまでのどの会社より研修が充実していると思います。
今後の展望
仕事の幅を広げ、研究も現場も分かる人材に
-
司会
皆さんの今後の展望について聞かせてください。
-
U.K
バイオ医薬品には、タンパク質医薬や核酸医薬などさまざまな種類があり、それぞれに使われる製品が異なります。LS愛知工場はそうした多品種の製造に対応した工場ですので、引き続き分析法移管や分析法バリデーション(※)に取り組み、品質保証課での分析できる範囲の拡大をしていければと考えています。
※バリデーション :妥当性の確認 -
K.R
粘接着剤の分野に携わってからまだ日が浅いため、まずは配合物などの知識を深め、現在担当している製品を着実にお客様での採用につなげることが最優先です。そのうえで、将来的に日油が本分野のトップメーカーになれるよう、チームメンバーと力を合わせて取り組んでいければと思います。
-
I.K
私も、火薬や推進薬に関する知識やノウハウをさらに身につけていきたいですね。製造現場の標準化や立ち上げにも貢献し、研究から製造までをつなぐ存在になれたらと思います。上流から下流までの一連のプロセスで価値を発揮できる、ユーティリティープレーヤーになることが目標です。
転職を考えている方へ
考え抜いた道であれば、後悔することはない
-
司会
最後に、日油への転職を考えている人に、ぜひアドバイスやメッセージをお願いいたします。
-
I.K
日油は安全と品質を最優先しつつ、基礎からものづくりに向き合う会社です。特に私が所属する化薬事業部は、研究のみならず製造プロセスの構築など「つくる仕組み」にも関われるのが魅力のひとつです。私のように現場経験をお持ちの方は、必ず活躍のチャンスがあります。ニッチな分野で深く学び、確かな成果を一緒に積み上げていきましょう。
-
U.K
私の職場には経験者採用で入社した同年代の方が多く、それぞれ製薬メーカーや化学メーカーなど多様なバックグラウンドを持っています。若手の採用も多く、私自身とても馴染みやすい環境だと感じました。最先端の技術や製品に触れたい方、新たな環境で挑戦したいと考えている方には、「なりたい姿」を実現できる環境だと思います。
-
K.R
私はそもそも子育てをしながら新しい職場で働けるのか、必要なサポートを得られるのか、とても不安でした。日油は両立支援制度が整っていますし、社内の理解もあり、とても働きやすい環境だと感じます。周囲を見渡しても穏やかで気さくな人が多い印象で、「人」という面でも魅力のある会社です。
転職には不安がつきものですが、考え抜いて決めた道であれば、きっと後悔することはないでしょう。転職を考えている皆さんが、自分にとって最善だと思える選択ができますように。そして、その選択が日油であれば、とても嬉しく思います。
転職にはさまざま様々な不安がつきまとうと思いますが、経験者採用で入社した社員の話からは、他社と比較した日油の素朴でリアルな姿を感じ取ることができたのではないでしょうか。興味を持たれましたら、ぜひお気軽にご応募ください。皆さんのご応募を、心よりお待ちしております。
※本内容は取材当時のものです。