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研究開発職

機能材料事業部 研究開発部
衣浦研究所

Person 02

業界トップの有機過酸化物で、
将来有望分野の新製品開発を目指す

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Career Path

2017.4

入社 機能材料事業部 研究開発部 衣浦研究所

01

入社理由

入社理由

大学での研究を生かせる幅広い事業領域

大学では、医薬品などに使われる天然物の全合成研究をしていました。これは目的の化合物を分子量の小さい化合物からいろいろな合成技術で作る研究です。仕事でもこの経験を生かしたいと考え、化学メーカーを目指しました。さまざまな化学メーカーがありますが、その中で目に止まったのが日油でした。最初は、化粧品や食品、宇宙までと、その幅広い事業展開に興味を持ちました。調べていくと、研究開発部門もひとつではなくて幅広い分野があり、それぞれ長年培ってきた固有技術を持っています。この会社なら、私が研究していたテーマも活用できると考えました。また、就職活動時に出会った社員の方々の印象が良かったのも入社を決めた理由の一つです。面接では、私の研究内容の話を一生懸命聞いてくださり、私からの質問にも親身になって答えてくれました。お会いする方すべてが良い方で、温かい社風が感じられ、この会社なら伸び伸びと働くことができそうだと思いました。

インタビュー

02

仕事内容

仕事内容

新規有機過酸化物の開発から製造支援まで

衣浦研究所では主に有機過酸化物や機能性ポリマー等の開発を行っています。私はその中でも新規の有機過酸化物の開発業務に従事しており、安全性を考慮しつつ、お客様のニーズに即した製品を開発することがミッションです。有機過酸化物は主に重合開始剤や架橋剤、硬化剤に使われており、家電製品の筐体やゴルフボール、住宅用建材、雑貨など、私たちの身の回りの多くの製品を形作るプラスチックの製造になくてはならない化学物質です。当社は国内最大の有機過酸化物メーカーであり、大手石油化学メーカーや樹脂メーカーに製品を提供しています。開発テーマとして例を挙げると、環境負荷の低減に向けて、有機過酸化物を希釈する溶剤を環境に優しいものに切り替える検討などがあります。それ以外にも、生産性向上のための製法改良や原料評価などの製造支援の役割も担っています。

インタビュー

03

仕事のやりがい

仕事のやりがい

いくつもの壁を乗り越えてゴールにたどり着く喜び

研究開発にはさまざまな段階があり、お客様との協働や社内の製造部門との連携など、多くの人が関わっています。すんなりとはいかないことがほとんどで、時間と手間がかかるだけに、ゴールである製品が出荷されたときの達成感は大きなものになります。研究開発では自分で製法の検討や安全性の試験を行い、実機試作の立ち合いまで携わるので、長い時間、開発する一つの製品に向き合うことになります。開発段階では営業に同行してお客様を訪ね、ご要望を伺ったり、技術的な説明をすることもあります。当社の有機過酸化物は60年以上の長い歴史があり、さまざまな技術と経験が蓄積されています。これらは私たちが行っている新製品の開発にも応用されており、大きな強みとなっています。お客様での使用を想定して、自分たちで開発した有機過酸化物を使って、重合や架橋、硬化の評価を行うこともあります。いくつもの壁を乗り越えて、製品を完成させることは大変ですが、やりがいのある仕事です。

インタビュー

04

失敗談や苦労

失敗談や苦労

仕事と育児の両立を目指して奮闘

仕事で苦労するのは、周りの人との連携とスケジュール管理です。学生時代は自分の研究室の人との関わりだけで、自分のペースで研究が進められます。現在の職場では、仕事の手順ややり方は自分の裁量で決められますが、納期が決まっている案件や他部署と一緒に進めているテーマが多くあります。自分の部署でスケジュールが遅れてしまうと、他部署にも迷惑が掛かってしまうため、スケジュール管理や他部署との情報共有が大切になります。現在、育児をしながら仕事をしています。まだ子供が小さいので、看病で休むことや、仕事中に突然保育園から電話がかかってきて、早退せざるを得ないこともあります。同僚や上司にはこの点をご理解いただいていますが、休み明けに進捗がわからず、苦労することもしばしばです。このため、常に上司や周りの人に進捗状況を報告し、情報共有するように心掛けています。周りの方々に助けてもらいながら、日々仕事と育児の両立を目指して奮闘しています。

インタビュー

05

何を学ぶ必要があるのか

何を学ぶ必要があるのか

研究開発に欠かせないコミュニケーションづくり

当社では、若いうちから製品化など大きなプロジェクトに関わることができます。そして、周囲との連携がとても大切になります。仕事は一人でするわけではなく、自部署の先輩や関連する他部署の方々と協力しながら仕事を進めています。たとえば、お客様のニーズを把握するためには営業部門と、ラボスケールから実機までスケールアップする際は製造部門や品質保証部門などの部署と連携しなければなりません。ラボスケールの検討だけではわからない時は、製造部門の方に頼んでプラントを見学させてもらったり、現場の方に直接話を聞きに行くようにしています。元々は、どちらかというと人と話すのは苦手で、初めて営業担当者と一緒にお客様と打合せをした時は、緊張して頭が真っ白になったほどでした。しかし、最近では人と接することにも慣れ、自分から積極的に質問し、仕事以外の会話をすることでコミュニケーションづくりをすることを心がけています。

インタビュー

06

今後の目標、チャレンジ

今後の目標、チャレンジ

自身が中心となり、注力分野の新製品開発を目指す

私たちのグループが目標としているのは、高付加価値な新規有機過酸化物の開発です。特に近年では、今後の成長が見込まれる電子・情報分野をターゲットとした有機過酸化物の開発を推進しています。この分野は、情報通信の高速化や自動車のEV化に伴い、低誘電材料用硬化剤や高感光性材料、電子部品用添加剤、液晶パネル用オーバーコート剤など、高付加価値製品の需要が世界的に高まっているため、会社としても注力分野として掲げています。分子の設計から製品化まで、自身が中心となって進めていくという思いを持って頑張りたいです。

インタビュー

Column

やるじゃない日油

幅広い事業領域に、ヒントの宝庫が

当社の自慢の1つ目は、なんといっても幅広い事業領域があるところです。研究開発においても幅広い分野にそれぞれのスペシャリストである研究員がいます。定期的に他事業部の研究員との情報交換会や研究報告会が開催され、「こういうデータの取り方があるのか」など、自分の研究分野に応用するヒントをもらえます。また、ロケット関係では、「うちの会社はこんなスケールの大きいこともやっているんだ」と驚かされます。
そして2つ目は、当社には個性的で明るい人が多く、誰かが困っているとすぐに助けてくれる温かい人が沢山いることです。自分自身もそのような人になりたいと考えて、日々行動しています。また、当たり前のことではありますが、毎日の挨拶や感謝の気持ちをしっかりと相手に伝えることが、風通しの良い職場づくりに繋がると思うので、常に心掛けるようにしています。

On Duty

ある日の私

  • Time05:30

    起床。自分の準備と子供の準備で、朝は慌ただしく過ごしています。共働きのため、お掃除ロボットなどの便利家電を活用しています。

  • Time07:15

    出勤。途中で保育園に送り、英語を聞きながら車通勤しています。

  • Time08:30

    始業。メールのチェックが終わり次第、実験室へ。原料を仕込んで、合成を行います。

  • Time12:00

    昼食。毎日お弁当を作って持参しています。手を抜くときは、スーパーやコンビニで購入した物を持って行くことも。

  • Time13:00

    午前中に合成したサンプルの分析。有機過酸化物の種類によって異なりますが、化学滴定やガスクロマトグラフィーを使って、活性酸素量や純度などの測定を行います。

  • Time15:00

    今日の実験結果のまとめ。過去の資料や論文も参考にし、明日以降の実験の計画を考えます。適宜、上司に結果を報告し、助言をいただきながらテーマを遂行します。日中のメールをチェックして返信します。

  • Time16:00

    次の日の実験の準備をします。

  • Time17:00

    退社。帰宅途中に保育園に子供を迎えに行きます。

  • Time18:00

    帰宅。洗濯をしながら、大人用と子供用の夕食作りをします。

  • Time19:00

    夫が帰宅次第、夕食。食べ終わると、夫婦で家事を分担し、子供をお風呂に入れて寝かしつけます。

  • Time21:30

    自由時間。お風呂にゆっくり入って、その日の疲れを取るようにしています。

  • Time23:00

    就寝。

    Off Time

    思い出の一枚

    オフタイム

    2019年に新婚旅行で行ったモルディブの水上コテージです。下に魚が泳いでいて、素晴らしいロケーションでした。感染症流行の前に行けてよかったです。旅行は趣味のひとつですが、最近は子供が小さいため近場ばかりです。

    Profile

    プロフィール

    プロフィール
    01 所属部署名
    機能材料事業部 研究開発部 衣浦研究所
    02 入社年
    2017年
    03 出身地
    宮城県
    04 出身学部・学科
    生物化学専攻
    05 クラブ活動・スポーツ歴
    中学はソフトテニス、高校では硬式テニス
    06 保有する資格
    甲種危険物取扱者
    07 趣味・余暇の過ごし方
    旅行、散歩
    08 好きな言葉、モットー
    「やらないで後悔するよりも、やってから後悔する」

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