製品情報

機能性脂質

遺伝子、核酸医薬用途


イオン性脂質<COATSOME® SSシリーズ>

当社は、薬剤の細胞内送達効率を安全に高めることを目的としてCOATSOME® SSシリーズを新たに開発しました。
COATSOME® SSシリーズは細胞内環境に応答する2つのユニットを搭載しています。1つはエンドソームやリソソームといった酸性環境に応答する三級アミンであり、もう1つは細胞質内の還元的環境に応答して切断するジスルフィド結合です。これら2つのユニットによって、内包物の効率的な細胞内送達と高い安全性を両立することができます。

高純度カチオン脂質

PEG脂質、反応性PEG脂質

PEGジアシルグリセロール


PEGジアシルグリセロールは電荷を有していないことから、電荷が問題となる薬剤、特に核酸医薬の分野での使用に適しています。当社は高純度PEGの製造と高純度脂質の製造の両方に関する知見を有していることから、世界に先駆けてPEGージアシルグリセロールの開発を行ってきました。その結果、当社製品は多くの企業での評価、採用されています。

活性化PEGジアシルグリセロール


当社はPEG鎖末端に活性基が導入された活性化PEGジアシルグリセロールの販売を開始しました。この製品のPEG鎖末端にリガンドを導入することで、LNPにActive Targeting能を付与することができます。

リポソーム、脂質複合体用途


高純度脂質誘導体<COATSOME®シリーズ>

当社は、核酸医薬や遺伝子治療薬の脂質ナノ粒子処方や、低分子医薬のリポソーム処方およびエマルション処方に適した高純度の脂質誘導体<COATSOME®>シリーズを、世界トップレベルの最新合成技術・精製技術を用いて提供しています。

高純度合成リン脂質誘導体

原料の脂肪酸を自社で高純度に精製して、各種リン脂質誘導体を製造していますので、様々な脂肪酸組成の誘導体を合成することができます。当社の合成リン脂質は、動物由来原料を使用していません。また、 FDAの認可を受けたGMP管理下の工場で製造していますので、安心して医薬品に使うことができます。
新しいリン脂質誘導体についても受託合成し、さらに新規誘導体のDMF登録も数多く行っていますので、試薬ステージから臨床ステージ、さらには承認医薬品用途まで供給できます。

活性化リン脂質誘導体

活性化リン脂質には、抗体などのSH基と反応するマレイミド基を持つタイプと、ペプチドなどのNH2基やSH基と反応する活性化カルボキシル基を持つタイプがあります。

PEGリン脂質

PEGリン脂質は、体内投与において血中滞留性を高める目的でリポソーム薬剤に用いることができます。ポリエチレングリコールでリポソーム表面を覆うことにより、細網内皮系への取り込みを抑え、血中での滞留時間を延長することができます。
また、乳化剤および水溶液中での微粒子の安定剤としても使用することができます。

活性化PEGリン脂質

Contactお問い合わせ