アルコールからアセトアルデヒドになり、最後は水と二酸化炭素へ
二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが分解されるには、アセトアルデヒド脱水素酵素という酵素が活躍します。そのため、アセトアルデヒド脱水素酵素がしっかり働くタイプの人は、お酒に強くなります。日本人は、アセトアルデヒド脱水素酵素がうまく働かないタイプの人が多く、世界的に見ればお酒に弱い人が多いと言われています。
アルコール代謝が十分でない人の割合は、欧米では10%なのに対し、日本では約85%という報告もあります。
純アルコールで約23g前後(気分よく、少し酩酊する程度の飲酒量)
体重60〜70kgの人のアルコール処理能力は1時間に純アルコール約7gとされています。これはビールに換算して約1/3本。
つまりビール中びん1本あるいは日本酒1合のアルコール処理には約3時間かかる計算になります。
※(社)アルコール健康医学協会「お酒と健康を考える」より
人間ドックにおける生活習慣病関連項目の異常頻度推移
※日本人間ドック学会 2014年 人間ドックの現状より
AST(GOT) | 〜40IU/l |
ALT(GPT) | 〜43IU/l |
γ-GTP | 〜50IU/l |