新しいスキンケア理論に基づいた保湿効果に優れた生薬エキス

<アケビアエキスBG、バクモンドウエキスBG>

スキンケアに求められる最も重要な機能は保湿性です。

1956年にSpierらが、尿素が皮膚の天然保湿因子の一成分であることを明らかにして以来、尿素は乾燥皮膚用の治療剤として医薬品や医薬部外品に利用されています。

一方、当社では、表皮角化細胞の培養過程において、天然保湿因子としてのアミノ酸量の変化を確認している中で、アルギニンが増加しオルニチンが低下している事を発見し、その変化はアルギニンをオルニチンと尿素へ変換する酵素アルギナーゼの働きであることを突き止めました。

そこで当社は、このアルギナーゼ活性を高めることにより角層の内側から尿素を生成し、皮膚内部から保湿するという新しいスキンケア理論を考え、アルギナーゼ活性を促進する成分を200種以上の天然エキスや化合物から探索しました。

その結果、アケビの茎(生薬名:木通)から抽出したエキス(アケビアエキスBG)とジャノヒゲの根(生薬名:麦門冬)から抽出したエキス(バクモンドウエキスBG)がアルギナーゼ活性を顕著に促進し、それらのエキスの連用塗布は角層水分量を増加させることを確認しました。

また、アルギナーゼと同じくアルギニンを基質とする一酸化窒素合成酵素(NOS)*が表皮に存在し、両酵素が互いにアルギニンを奪い合うことで競合的に働くことが報告されています。そのため、今回紹介するエキスがアルギナーゼ活性を促進し、相対的にNOS活性を低下させることができれば、NOに起因する炎症、色素沈着、痒みなどを抑制することが期待できます。

両製品とも日局収載の生薬から抽出したエキスですが、化粧品や医薬部外品に配合可能な承認成分です。

新しいスキンケア理論に基づいた当社のエキス2製品を是非ご検討ください。

*一酸化窒素合成酵素(NOS):アルギニンを一酸化窒素(NO)とシトルリンに変換する酵素です。皮膚においてNOは、紫外線照射や抗原刺激などで産生され、炎症、色素沈着、痒み増強などに関与することが報告されています。

参考資料

アケビアエキスBG /contents/cosmeticlounge/material/akebiabg.html

バクモンドウエキスBG /contents/cosmeticlounge/material/ophiopogonbg.html

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